もしかしたら
君はくるしい状況のほうがいいかもしれないね。
講義の時のあなたをみているとそう思うよ。
まわりに味方がいるより
頼れるのは君ひとりきりで
まわりは常に四面楚歌というか。
けれども不思議なもので
あなたはしだいに強くなるんだよね。
ひとりでなんとかしないといけない
突発的な判断が必要な時ほど
きわめて冷静でいられるのはなぜか。
それはきっとふだんから手を抜かないで
きちんと努力しているからだよ。
そのような態度が見られるから。
僕があなたに伝えた言葉があるだろう。
一年で一つ年をとるように
一年でひとつなにか学べば
充分なんだよ。
私はあなたを弟子としてみているけれど
私をきっと追い越すと期待していますよ。
師である私が対等に好敵手として見ていますからね。
遠慮はいりません。
どうか私を倒すつもりで
学んでください。