だれひとりとしてみすてないせかい

今日から個展がはじまります。

搬入日の朝にできた作品は、老子の水のような生き方からヒントを得て制作をしました。水は誰とも争うことはなく、すべてのものに恵みを与え、みんなの嫌がる下の方に位置しているが、いざとなれば岩をも砕く力を持っている。アクリル板の中に水を凍らせて表現しました。

「だれひとりとしてみすてないせかい」

というタイトルです。

私は、最近気が付いたことがあります。それは、心と体はつながっているんだ、健全な体には健全な精神があるように、心がきれいであれば、体はこわれないのではないか、きれいだな、うつくしいなと感じる心があれば、きっと涙を流すようなたくさんの出来事を重ねるでしょう。けれども、そのおかげで瞳を洗えるのです。いつでも澄み切った、迷いのない瞳があれば、悪いものや、一見きれいにみえるけれども、本当はきれいではないものを識別できる瞳の力がついていきます。その瞳があれば、進んでいく道を間違えない、悪意を見抜ける、静かな洞察力がついていきます。

先日、楓画廊の絵画教室展が終わった時に聞いた話です。猪爪先生は展覧会の数が一番多いんだ、それで教室展が終わったから忘年会でもと思ったら、猪爪先生が「反省会をしましょう」と。「反省することはありませんでしたから、まあ今年一年お疲れ様でした!」が伝わらないのだと思います。
そのような姿勢が大切なんだなあと思いました。

私は、競争や人との比較に興味がありません。それをすることで、人生でいいことが無かったからです。それをしないと生きていけない集団からいつも外れていました。それに参加をするくらいなら、ひとりがいい。そのように積極的にひとりでいることを選んできました。競争する世界や、比較する舞台から自分から降りたのです。「一番上」が選ばれれば、「一番下」も生まれます。上に選ばれた人が、選ばれなかった人の上に立ち、その場を先導していく、それを経験すると、学校で勉強する意味がわからなくなってきます。その力を養うために、学んでいるのだとしたら、悲しいと感じます。

学問とは、知識とは、知恵とは、人から自信を奪うために使うものではないとわたしは思います。困っている人を助けるために使うんです。今回の個展の作品を見て、何かを感じてくれたらうれしいです。今日からクリスマスイブまで行います。よろしければぜひご高覧ください。楓画廊でお待ちしています。 

印象に残った言葉...
自動車学校
 

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2026年01月10日(土)

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