この冬一番の大寒波

この冬一番の大寒波が新潟を襲った時、職場から車を運転しないで1人で歩いて帰った時の話です。準夜勤が終わり、事業所を出発したのが23時30分ごろ、自宅に到着したのが0時30分ごろ、1時30分には布団で寝ていました。運転が出来なかった理由は職場でメガネを紛失したためです。


私が歩いていると、車が何回か近づいてきました。でも近づいてくるだけでした。しばらくすると、同じ車種の車がまた近づいてきました。雪山で遭難したような状況でしたので、倒れた時に車に乗せるのか、それは保護なのか、拉致なのか、誘拐なのか、私にはよくわかりませんでした。何故かと言えば目がほとんど見えていないからです。メガネをしていないから転ばないように気を付けているわけです。そして防寒具はずぶ寝れでほとんど機能をはたしていません。長靴をはいた足元は冷たく、手袋は持っていません。父親は忙しいから迎えにきてほしいなんて選択肢はむずかしい。きっとまだ仕事をしていると思いました。だから連絡だけをしました。これから歩いて帰るからと。そうしたら、迎えはむずかしいと答えました。家にいるけれど、部落から出られないんだと。

あの雪の中
歩いて帰るなんて、自殺行為だと思います。
誰かに助けてもらえるはずがない。

歩きながら私がやっていたことは
携帯から最大音量で
ダウンロードした
音楽を鳴らして
歌を歌っていました。
ヒカリノアトリエ
竈門炭治郎のうた
カンロリー・ロード
空と君のあいだに
などなど

やってみればわかるのですが
だんだん気持ちが前向きになり、体があたたかくなるんです。
汗をかいて、ホッカイロを体内につくっているような感覚です。
じわじわと本当にあたたかくなるんです。
希望の持てる明るい言葉の歌詞に助けられて、必ず生きて帰るという集中力が増してきます。
たぶん車で近づいてきた人は、歌を歌っているわけですから
精神が錯乱した危ない人間だと思われたかもしれません。
危ないのは車を運転しているあなたなんですけれどね(おそらく)。

私はたまたま運が良かったからなにも無かったけれど
もしそのようなことをこれからやろうとしている人がいたら
やめていただきたい。
私が死んだら悲しむ人がいます。
それはすべての人に言えることです。

私はそれをして楽しいと感じる感覚があるのなら
あなたには休息が必要だと思います。
医者に行くお金がなければ布団に入って寝ていなさい。
職場や学校に連絡をしなくてもよいと思います。
体や心が回復をするまでただ寝ていないさい。
大丈夫だと正常にもどった目安は
なんて自分は悪いことをしたんだろうと感じた時です。
そのような日が来るまで眠りなさい。
現実から目を閉じて
あなたのひとりの時間を大切に。
何も見えない
聞こえない
あなただけの静寂の空間にいなさい。
時間がかかってもいいから。
あなたが自分をとりもどすことがなにより大切なのですよ。
だから大丈夫ですよ。 

サラさんへ
迷いの森を飛び立つ 鳥のうた
 

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2026年01月11日(日)

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