中国語を大学で専攻...

私は中国語を大学で専攻していたので
中国語が話せるのでしょうかとよく質問されます。
いいえ。話せません。と毎回正直にお伝えしています。

中国語を勉強する、習得するよりも中国の留学生と仲良くなった思い出のほうが印象に残っています。
私より年上ですごくきれいな女性でSさんという方でした。
ほんとうにお化粧の仕方も肌もきれいで芸能人みたいな華やかさを持っていて
けれども声は無邪気な子供みたいな幼さのあるギャップのある女性でした。

なにか困ったことやわからないことがあると
「ねえねえいのちゃん。これはどうしたらいいの」
と私に質問してくれました。
なんだかんだで卒業論文のパソコンの使い方や
授業の代返やら
彼女が忘れていることをさりげなく伝えたり
どちらが年上なんだろうと思うようなこともありました。
けれどもなんだかんだで情に厚い方なんですね。
私が笑いものにされている場面があると私より先に怒りだして
「ちょっと今のどういう意味?」
と反論してくれたり
しかしちゃっかりしていて
「いのちゃん、私これから三越に冬のコートを見に行ってくるね。授業のノートお願いね」
とうきうきしながら堂々とさぼったり。
Sさんは日本語検定一級を持っていて
日本語の発音が上手なんですね。
きっと努力したんだとわかるし
国を出て勉強に来ている覚悟もあるし
遊びにいったりまわりとかかわったりできる柔軟さがあるし
見ていて感じたのは
楽しむことに長けている
そんな国民性なのかなと思いました。

日本に住んでいて日本の考え方しかわからないと
ときどき疲れてしまう日があるのではないでしょうか。
いじめられたり仲間外れにされたり理不尽な出来事が続いたり
誰も助けてくれない
心も体も消耗して泣きたくなるような。
私もあります。

でもそんなときに助けとなったのは世界の様々な国のことを知ることでした。
「エジプトには雨が降る日が少ないから雨が降ると人々は傘を差さないんだよ」という考え方があったり、
「毎朝学校へ2時間かけてインドの3人兄弟は通学している。長男は足が動かないから車椅子に乗っていて弟二人が押していくんだ。おんぼろのね。
でも学校につくと校舎からクラスメートがみんな出てきて教室まで押すのを手伝ってくれるんだ」という境遇の人がいたり、
「デンマークは介護福祉士は公務員で手厚い待遇で保障されているんだよ」という社会の仕組みを知ったり、
そうしていくうちに
日本の中の問題であり
この国を出れば違う価値観の人がいるということに気が付きます。
私はそれが支えになりました。

亡くなった母が直前に言っていたのは
「あんたたち3人姉弟は根が優しすぎるからいつもどこへ行ってもいじめられるんだ。
私はそれが心配でしょうがないんだ。だからお母さんがいなくなったらあんたがお姉ちゃんなんだから
弟二人を頼むね」
そう言って天国へ行かれました。
弟二人は私よりもしっかりしていて
家族の中では私が一番ポンコツなんですが

おそらく母との約束は守れているんじゃないかと思っています。たぶん。 

最近好きな言葉
concept 花
 

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2026年01月11日(日)

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